インタビューVol.2「故人をないがしろにするつもりはありません。でも生きている人が困ってしまうような縛り方は本末転倒。」

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

あなたの供養にまつわるエピソードを教えてください

静岡県 HIKARIさん 40代

70代後半の両親がおります。父親とは将来の話はしたことがありません。
財産分与の話や数年先の話でさえしようとすると怒るので当然お墓に関して話し合ったことはありません。
数年前に父親と同じお墓に入るのは嫌だとこっそり母親が言っていたのですが周りが父方の親戚ばかりなのでおそらく無理な話だと思います。
長男夫婦がいるのですが兄嫁が父親とは不仲でおそらく同じお墓には入らないと思います。
子供もいませんしどうするつもりなのかなと思いますが、兄も先のことを聞くと怒るのでもはや私には何もできません。
一方私の家庭のほうですが主人の実家のお墓は遠く日本の端にあるのでほぼ縁もゆかりもありません。
姑夫婦は離婚こそしていないものの長い間別居状態なので姑は自分でお墓を建てるのだと思います。
そうなると我が家もお墓を建てなければなりません。

主人は昔ながらのお墓が良いと申しておりますが私はお墓なんかいらないと思っております。
もし今家族の誰かが亡くなったとしてお墓にお骨を入れることができるのか考えた時、四十九日を過ぎても寂しくて納骨できないのではないかと思いました。
実際そういうかたも結構いらっしゃるそうです。
お寺の住職なんかはきちんと供養してあげないと成仏できませんなどとおっしゃるのですが基本的に住職さんに対して不信感があるので気にしません。
そう、それもあるんですよね。
ああいう業界って相場があるようでないじゃないですか。

そういう”弱みにつけ込んで儲けてます”っていうのが大嫌いなんです。
お墓だけじゃなく戒名とか宗教とかそういうたぐいのものですね。
最近はこういうお墓の話題をテレビとかでも特集してくれるので無駄なお金は払わなくても済むようになってだいぶ助かった方も多いのではないでしょうか。
ある霊園の方からお話を聞いたことがあります。
田舎が遠くて全然お墓参りに行かれないという話をしていた若い方に「わざわざ足を運んでお墓参りするだけが供養ではありません。
心の中で故人の方を思い出して手を合わせるだけでも立派なご供養になるのですよ」と。
先述した住職さんなんかより余程良いこと言うなと思いました。

故人をないがしろにするつもりはありません。
でも生きている人が困ってしまうような縛り方は本末転倒なのではないでしょうか。
もし私が死んでお墓のことで子供達が揉めたり困っていたりしたらそれこそ悲しくてしょうがありません。今までは上の世代が言うことは絶対だと考えもしなかったお墓問題。
家にいながらでもパソコン上でいろんなお墓のサイトを比較することもできます。

ひょっとするとこんなに騒がれている今はお墓に対する考え方を変えていく大きなチャンスなのかもしれませんね。