インタビューVol.52「父の実家の墓じまいで親戚筋とトラブルに」

父の実家の墓じまいで親戚筋とトラブルに

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猫大好きさん 50代

父の実家のお墓の墓じまいをして、別の場所に移したのですが、そのとき親戚筋トラブルがありました。

もともと、父の実家のお墓は、県北にあります。家もあったのですが、その家は祖母が他界して以降、人に貸していていました。そのため、父が存命中には、年に2度程度墓参りに、県北の父の実家の近くのお寺にあったお墓に行く程度で、時代の流れとともに、父の実家の周りに住む人間も知った人が随分少なくなりました。その父が他界し、父のお墓をどうするか、ということになって、実家の母が考えたのは、墓の移設でした。

母も年齢を重ね、交通の便の悪い田舎の、父の実家の墓の管理をするのは大変ですし、何より、父の墓参りに頻回に行けないから、ということで、墓じまいをして、墓を母の住んでいるところから徒歩でいける墓苑に移設することにしました。

もともと父の実家の墓ですので、母にとっては、ある意味他人の墓なのですが、家庭の事情で養子であった父にとっても、養父母の墓ではあっても、血縁と言われると、誰もその墓に入っていない墓でした。養父母には、実の子どもがいて、その子どもは他家に嫁いでいたのですが、その実の子どもがこの墓の移設に対して、かなり不満を持っていたようでした。実の子どもは、他家に嫁いだとはいえ、父の実家のあった場所の近くに住んでいたからです。

それまで、父の実家に関する管理、たとえば、父の実家の家が水害に会ったときに、その補修の費用を負担するとか、墓のもりをしてくれるとか、そういった、お金のかかることは何一つすることはなかったですし、実際、実家をついだのは父ですので、そう文句を言われる筋合いではない、と思っていましたが、こういったときに限って、一応、母の意をくんで、とりあえず連絡だけしたのが、まずかったようで、難色を示されました。では、ということで、父の墓だけ、母の住んでいる家の近くに建てるという案も提示しましたが、だったら、だれが実家の墓の世話をするのか、ということで、この案に関しても難色を示されました。母も高齢ですし、私たち子どもにとっても、その父の実家の墓の世話を、わざわざ県北にまで出向いてするつもりもなく、まだ、母の家の近くで、父も一緒に入っている墓でしたら、世話もできるから、よかれと思って提案したことだったのに、という気持ちでした。

最終的には、こちらの気持ちを押し切り、墓じまいをして、母の家の近くに墓を移設しました。家庭事情が複雑ですと、墓のことも複雑になると思いました。