インタビューVol.45「霊園探しの最中に父が急死、墓地のあり方について親族との食い違い」

霊園探しの最中に父が急死、墓地のあり方について親族との食い違い

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東京都 orimasaさん 50代

実は現在の居住地に田舎の墓地墓石を移設する計画でした

私は長男ですが、田舎から東京の首都圏に出て来て既に10年以上になりますが、今でも田舎では両親が今も元気とまでは行かないようだが、何とか生活しているようなのです。
田舎というのは福島県のいわき市で先祖から暮らしていたところですが、勿論、田舎にはご先祖の墓地やお墓もあり檀家のためのお寺も有りました。 

私も首都圏の生活にもなれて二度と田舎には戻らないつもりであり、両親のことも考えて妻とも話し合いながら田舎のお墓の移設を考えていたのです。
そんな訳で現在住地の厚木市内において、其の当時は霊園を物色していたのですが、そんな折に「相模○○・・・」というのが目に入って現地を訪ねてみました。

場所は小高い丘陵地で、相模川を背にした緩やかな南斜面の造成地で、自然の緑に恵まれた地域でした。
園内の主要な道路には植え込みの並木も施してあり、緑の芝生に覆われた明るい景観が墓参の人々に安らぎを与えてくれそうな場所です。
墓地墓石は洋風、和風とあり、価格的にも広さが2・5~3・0平方mで150から200万円ということで、当時はどうしようか考慮中のことでした。

ところが、田舎の父が急に亡くなりました。
その後、田舎の実家で家族や近々の身内、親戚で最後のお別れをし、仮通夜から本葬儀などを滞りなく済ませたのでした。
最後は田舎の実家において家族に見送られながら無事に葬儀を執り行いましたが、ただ、その時に母がいうには父は生前に、「俺が死んだら、必ずや先祖の今あるお墓に弔って欲しい」と言っていたそうなのです。

その後、普通だったら父の遺骨は直ちに田舎の墓地に埋葬されるべきでしたが、私が住んでいる厚木市に霊園を探していることを兄弟たちに打ち明けたのです。
先刻に見てきた地元の霊園が気に入っているので、親父の遺骨はお墓の移転後に新しい霊園にて埋葬することを勧めたのです。
ところが、母の一言は父の一種の遺言のようなものであり、兄弟たちも地元の今のお墓に埋葬すべきことを尊重すべきではないか、ということで結局は皆の意見が一致してしまいました。

そして、結果として生前の父の言うとおり遺骨は現在の田舎の墓地に埋葬する事になったのです。
墓石に父の戒名を刻字しなければならないのですが、其の墓石そのものが大分古くなって角々には風化したようなキズもありました。
この際、墓石をきれいにしてから戒名の刻字をしたらどうかと言う意見もあったのです。

私は今でも、実家と言っても今では人が不在になった所でもあり、そんなところにお墓を残しておいても管理が行き届かないのです。
従って、やはり自身としては移転することを希望しているのですが、妻は私の意見とは違って、田舎はいいところですし彼岸にでもなったら旅行がてらにお墓参りをするのもいいんじゃないかい、と考えているようなのです。
そんなことで、今でもお墓の管理や移転については結論が出ていないのですが、どうなんでしょうか、愚痴の一つも言いたくなる昨今です。