インタビューVol.38「今にあった生き方をしなければ、苦しむ人が出て来る」

今にあった生き方をしなければ、苦しむ人が出て来る

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

あなたの供養にまつわるエピソードを教えてください

福島県 ミサイル野郎さん 30代

お墓の問題は大きな問題であり、私はお墓を任されていますが、私の代で永代供養するつもりです。

その理由は、私には娘しかおらず、娘がこの先どのような人生を歩むかを娘に決めさせたいからです。

私の住んでいるところは田舎であり、必ず長男が跡を継いで、お墓を守っていくという古い習慣がいまだに根強く残っています。
そのような地域で育ったからか、娘は私は婿養子を貰って、この家を継がなければならないという気持ちにさせてしまっています。
特に私はそのような考えはありませんでしたが、娘は勝手にそう思い込み、婿養子を貰うという選択肢でいたのです。

私は好きな人ができたら、好きにお嫁に行ったりして良いのだよと伝えると、娘はとても喜んでいましたが、どこか自分の代でお墓をなくしてしまうことにいささか申し訳なさしを持ってしまっているようでした。
娘にこのような思いをさせたのが申し訳なく、一層のこと、私の代でお墓をなくし、子孫には自由に生きていって欲しいと思いました。

昔と違い、一つの家庭に何人もの子供がいるわけではなく、女の子しか生まれない家庭や、一人っ子も今の時代とても多くいらっしゃいます。

そんな中、継ぎたくない家を継いでお墓を守るということはとても滑稽なことだと思います。
人として生まれたからには、やりたいことをやって、生きたいように生きなければならないと私は思います。

娘には、お墓をなくし、永代供養することを伝え、私は散骨はせず、是非海や山に巻いて、自然に返してもらいたいと伝えました。

今の時代お墓を守るということが、これからの子孫のためになるとは到底思えません。
もちろん自らの意思で継ぎたいというならば、話は変わりますが、お墓を守っていくことで自分の人生が犠牲になることだけは避けなければなりません。

今の日本は少子化が進み、このお墓の問題は日本中どこにでもあると思います。
特に田舎に行けばいくほど過去にとらわれ、今の時代に柔軟に対応することができず、苦しんでいる若者がたくさんいます。

お墓に亡くなった方の魂はもうありません。
いつも心にいて、忘れないようにしていくことだけで、本当は良いのです。お墓を守っていくことで、誰かが犠牲になってしまうのならば、そんなお墓は永代供養で終わらせてしまった方がこれからの人の為になります。

私は娘の人生をお墓に縛られないようにしていかなければならないという親の義務を全うする為、お墓を永代供養し、なくします。

その事実を娘に伝えただけで、娘の心は軽くなり、誰を好きになってもよく、好きに生きられるという、可能性を与えました。

先祖はもちろん大切ですが、やはり今を生きている人を優先に考えることができなければ、これから先日本はどんどん悪い方へと進んでしまうでしょう。

伝統など過去のことと今の時代は、違います。今にあった生き方をしなければ、苦しむ人が出てきます。