インタビューVol.37「自分が亡くなった後、遺骨をどうするか考えたことがありますか?」

自分が亡くなった後、遺骨をどうするか考えたことがありますか?

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

あなたの供養にまつわるエピソードを教えてください

茨城県 めめさん 40代

自分が亡くなった後、遺骨をどうするか考えたことがありますか?

先日 お彼岸に霊園を訪れた時の事です。大きな霊園なのに 来ている人は数人、すれ違う人も年配の方ばかりでした。長い間 誰も来ていないような手付かずの所を見て、ふと思いました。

「両親が亡くなってから 私はお墓参りに何回も来れるのか?私は、どこのお墓に入って 誰がお参りに来てくれるのか?」と。

日本では、お彼岸やお盆の時期は 家族揃って お墓参りする習慣があります。幼い頃から当然のように行ってた事ですし、亡くなったらお墓に入るのが当たり前だと思っていました。しかし、親元を離れてからは 家族揃って足を運ぶ事がなくなったうえに お墓参りをする事さえ 久しぶりになってしまったのが現状です。

住んでいる場所も都心や海外に移り住んだり、お墓参りする習慣が減っているのは 私だけではないはずです。

亡くなった方は増えていく一方で減る事はありません。お墓や納骨堂を利用するにも、いずれスペースが足りなくなる問題が出てくるに違いありません。
今は一生独身で暮らす方、子供を持たない夫婦など家族の形もだいぶ変化しています。少子化の中、家系も途絶えてしまったら管理する人がいないお墓も増えていきます。墓地の利用には維持管理費がかかりますし、最終的に墓じまいをせざるを得なくなれば 親族間のトラブルにも発展しかねません。

残された家族に、金銭面・人間関係のトラブルが生じるなんて とんでもない事です。
そんな問題を回避するために今 話題になっているのが自然葬や手元供養です。

自然葬の代表例として、海への散骨や墓石の代わりに樹木を墓標とする樹木葬があります。自然に戻すという考えと、その後の管理を気にしなくて良いとの事で、人気が出てきているようです。自然に戻すと言っても準備や手続きが必要になるので、専門の方に相談してみるのが良さそうです。ちなみに、私の両親が この自然葬に興味を持っていたため このような方法がある事を知りました。

また、手元供養の種類も いくつかありますが、その一つに遺骨をアクセサリーに変化させる方法があります。海外では一般的に行われている方法で日本では あまり浸透していませんが、加工してくれる店舗も増えてきています。亡くなった方をいつも身近に感じられますし、自分が亡くなった時は そのアクセサリーの処分方法さえ伝えておけば 問題にはならない所も良さそうです。

もし、誰かが 亡くなった方の為にお墓の作成を考えているとします。完成まで数ヶ月はかかりますし、費用も安くはありません。私のように、亡くなったらお墓に入るのが当たり前だと考えて 作成に至っているのであれば、建てる事のメリットを考えてみて欲しいです。お墓に入る事が 亡くなった方への最高の供養とは 限らないかもしれません。

自分が亡くなった後の希望を家族に伝える事は、なかなか無いですよね。供養する方法も時代と共に変化してますし、この機会に話しあってみるのも大切なように思います。