インタビューVol.35「女性が主導権を持って、未来を見据えて早くから話し合うことの大切さ」

女性が主導権を持って、未来を見据えて早くから話し合うことの大切さ

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

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匿名希望

若い人からすると、お墓はあまり馴染みがないかもしれません。

かく言う私も早々に他県へ嫁ぎ、実家の墓守は弟へ任せました。
ですが、嫁ぎ先が分家の長男だったため、義父母のお墓を用意しなければならないという現実があります。

嫁いできてすぐにその心配をしましたが、本人たちにいきなり聞くのも長生きするなよと言い聞かせているようだったので、まずは主人に聞いてみました。
主人は自分はお墓はいらない、海に散骨して欲しいと言い、義父母のことなど考えたこともなかったようです。
若い人ならこれが通常の反応だと思います。
ですが、葬式代や墓代となると大きな出費になります。

私は危惧しました。
子どもを妊娠してから、その心配は大きくなりました。
子どもへの養育費もあるし、家も買いました。

この中で突然の葬儀代は厳しくなることを主人に伝えました。
それでも主人はやはりよくわかっていません。この間5年ほどです。
その間に2人目も授かりました。

義父母本人たちに直接聞くのはさすがに身が引けて聞けません。
息子である主人とそのような話もしたことがないようです。

私が強く感じたことは、女性が主導権を持って、未来を見据えて早くから話し合うことの大切さです。

子どもを2人授かりましたが、どちらも女の子です。
女の子は結婚して家を出るという感覚があったので、私は自分も散骨でいいかなと言う気持ちが芽生えました。

実際、お墓があると自由がきかなくなるのは確かです。
私たちが死んだ時に、娘たちがこの土地にいるとは限りませんし、墓守をしなければいけないという責任から自由にできないのは死んでもしにきれません。

そのため、私たち夫婦は散骨、もしくは永代供養で寺に預けて欲しいという結論に至りました。

ですがここで問題が義父母です。やはり本人たちと話し合いができないと困ります。
お墓の場所もすぐに手に入るとは限りませんし、何より値段です。

そして誰が墓守をするのか。問題は山積みです。突然遺書で頼まれたって受けたくありません。

嫌かもしれませんが、こういった話は早くからするべきなのではないかと思います。

ここはやはり、間に実子が入り、話し合いをする必要性を強くおします。
私であれば、もし逆の立場であればお墓の心配のために娘夫婦に負担はかけたくないと思います。
ですがやはり、お墓、死んだあとの話になるので誰もがしたくない話ではあると思います。

でも、死んだ後に嫌々墓参りをされて嬉しいでしょうか。成仏できますでしょうか。

私は今ならハッキリと無理だなと感じています。
死んでまで迷惑をかけたくありません。
迷惑、と言いきれるのも、何代も続く大きな家でもなく、遺す物も少ない一サラリーマンの一家で何を守る必要があるのかが不明だからです。

お墓がないから供養されないというのは古い考えではないでしょうか。

きちんとお墓の管理ができないよりは、寺へ永代供養をお願いした方が何倍もマシではないでしょうか。
それに、故人を蔑ろにするかどうかはお墓があるかどうかは関係ありません。
お墓が必要かどうか、維持費もかかりますし、家族でしっかり話し合うべき問題です。

これを書きながら、未だに決まらぬ自分の家の墓問題について再度考えさせられましたが、死後どうしたいか、残される人達の現在のライフスタイルと合わせて、家族で今一度考えてみてはいかがでしょうか。