インタビューVol.34「お墓があることで息子を縛りたくないのです。自由にしていいよっと言ってやりたいのです。」

お墓があることで息子を縛りたくないのです。自由にしていいよっと言ってやりたいのです。

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

あなたの供養にまつわるエピソードを教えてください

岐阜県 悟空ママさん 50代

新しい仏様ができると(誰かが亡くなる)供養を営むことを考えます。
その中には、遺骨を墓に納骨することや、新しくお墓を建てるという考えを持つ方も多いと思います。

でも、お墓を持つことが供養なのでしょうか?よく考えてみて下さい。
供養というのは、生きてる者が自分を納得させるために営んでることなのだと思うのです。

仏様になった方からは一切苦情も感謝もないのです。
生きている者が何かしらの形で供養をして自分に満足を得てるところがあるのだと私は思います。
一番良いのは生前に本人の希望を聞けたならその通りにすることが何よりの供養だと思うのです。
火葬場では骨を骨壷に入れ持ち帰ってくるのですが、骨壷に入らなかった骨は一体どうなるのでしょうか?

骨の一部分を骨壷に納めてくることで持ち帰った者には、骨を納骨することの仕事が出てきます。
お墓を作っても、現在墓守をしている方も墓を持つことはこの先草抜き、お参り、仏花の入れ替えなど永遠に続くわけです。
お盆になると先祖供養のつもりで墓参りをする方が増えますが墓石に水を掛け、好物や仏花をお供えし墓を供養をしているつもりかも知れませんが、本来なら供えたものは引き上げなければなりません。
食べ物なら腐敗し、獣が食べにきたりすることもあります。
お花も枯れそうなら取り替えに来なくてはいけません。
夏場は水も腐りあっという間に嫌な臭いがします。

まして、墓に水を掛けたならそれは拭くのが当たり前です。
自分に置き換えて見てください。頭から水をかけられてそのまんまでは不愉快なだけです。

でも、回りを見渡しても水を掛けたあと拭いている方は少なく、ましてや、供えものを下げて帰られる方は少ないです。
お墓を持つということは思った以上に世話がいります。御経を頂くにも志が必要だし仏花を買うのもお金がかかります。

守りをしていく者にはこの経費がかなり掛かります。私はそんなことを我が子にはさせたくないと思っています。
自分がやっているから尚更思うのです。こらからは、益々少子化になり、墓守を任せられる子どもたちは有り難いのではなく迷惑になってきてしまうと思うのです。

ならばいっそのこと、思い出の地や本人の希望の地に散骨する方法も良いのではないか?と思います。

本人の希望を聞いての散骨ならば残された者も決して嫌な気持ちにはならないと思います。

手を合わせる事は墓の前だけではありません。空を見てでも良いし、思い出した時でも良いし、その方を思い心から手を合わせる事が何よりの供養だと私は思うのです。

お墓を建てようと考えている方、建てるということを深く考えてみて下さい。
後にそれを任せられる者のことを思ってみて下さい。

私は息子に墓守を少しでもしなくて済む方法を考えています。
墓終いも計画しています。お墓があることで息子を縛りたくないのです。自由にしていいよっと言ってやりたいのです。