インタビューVol.31「これからのお墓の検討は将来を見据えてよく考えておく事が大切」

これからのお墓の検討は将来を見据えてよく考えておく事が大切

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

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茨城県 yukienagaさん 60代

最近、お墓をとりまく環境が大きく変化してきています。
テレビやネットで「墓じまい」という言葉をよく耳にするようになりました。
お墓は先祖を偲び自分を顧みる大切な存在です。それなのに「お墓をおしまいにする」という昨今の風潮の一番大きな理由は「日本の家族関係」の変化といえるでしょう。

極端な高齢化、少子化の現在において、高齢化した家族を支えることが大きな社会問題になっています。その延長線上にあるお墓の管理はもっと厳しい状態です。

「自分の代できちんと祖先の供養の後始末をして、残された家族に迷惑をかけないようにしよう」と考えたシニア年代の人を中心に墓じまいがひろがっています。「継ぐものがいない墓を放っておくということができない、けじめをつけよう」という責任感の表れでもあるのでしょう。

もちろん、これから墓を建てようと考えている人もいることでしょう。
私自身東京のベッドタウンに住んでいるので、周りの知人の多くは「自分たちの墓は自分たちで用意する必要がある人」です。
すでに生前から、墓地を買っている人もいます。

これからの墓地購入では充分に先のことを考えて、業者任せにせず納得できるまで話し合って購入する必要があります。
生前に購入すると税制面でのメリットがありますが、購入した時点から管理費等がかかってきます。
また、家族が亡くなって墓を購入する場合は、時間的にも経済的にも残された家族に大きな負担がかかります。
墓地購入にはしっかりとした準備と計画があると安心です。

そして最近、特によく選ばれるのが永代供養です。
「自分の家族だけの墓ではなくて永代供養で合同で埋葬される形の方が安心できる。残された子や孫にも墓を維持する金銭的、精神的負担をあまりかけないで済む」という話を聞きます。
また、樹木葬や散骨など「お骨はそのまま自然の一部にかえればいい」という考え方をする人も増えてきています。

私自身樹木葬を考えたことがあり、近くの樹木葬霊園に見学に行ったことがあります。
そこは、茨城県の郊外で自然豊かな場所で大きな神社の裏手にある林の中にありました。
自由に散策でき、自然の林の中に区画が分かれた樹木葬霊園がありました。1本ずつシンボルツリーが墓石のように植えられています。
また、ここには大きな1本の樹の下に区画を分けて納骨できる合同埋葬をあります。
自然の林を利用しているので、鳥が鳴き、明るい日差しが差し込んで、霊園というより自然の林という雰囲気の場所でした。

見学をして感じたのは、「自分の家族が散歩がてらお参りに来てくれたらもちろんうれしいだろうけれど、知らない人たちが散歩とお参りを兼ねて訪れてくれても充分うれしいだろう」ということでした。

家族を持たずに個人で生きる人が増えていく時代。
これからも供養の仕方はどんどん変化していく、そして今はその大きな変換点にさしかかっていると言えるでしょう。
それだけに、これからのお墓の検討は将来を見据えて特に慎重に行う必要がありそうです。