インタビューVol.29「本当にお墓が必要かどうかは検討し直した方がよい」

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

あなたの供養にまつわるエピソードを教えてください

匿名希望

お墓を購入するのはさすがにそんなに若い人ではないでしょうが上京してきたりして都市部で働いて定年になったという人がそろそろお墓の準備をしようかと考える場合があります。
これは悪いことではないです。

死後、自分の遺骨をどのようにするのかということを計画的に考えているというのが悪いわけではないと言えるでしょう。

ですが、本当にお墓が必要かどうかは検討し直した方がよい部分があります。

まず、一般的に想像されるお墓というのは、間違いなく墓石のあるお墓を購入しようかと考えているでしょう。
ですが、それしか選択肢がないと考えているのは間違いです。

まず、供養の仕方というのが何もお寺なり霊園なりできちんとしたところに収められなければダメとなっているというわけではない点です。

具体的には散骨という選択肢があります。
散骨というのは骨を細く粉末にして撒くということです。

昔はそれほど一般的ではなかったのですが今では多少なりともこういうやり方で自分の遺骨を供養して欲しいという人も増えています。

山に撒くとか、海に撒くということが一般的です。
実は色々と一時期社会問題になりかけたものであり、骨をまくということはどういうことを意味するのかということや勝手に巻くようなことはしない方が良いのではないかもということが議題に上がったことがあります。

さすがに私有地は駄目ですが、国有林であったり、山でも地方自治体が持っているところであれば散骨自体は問題ないと明確に意思を表明している自治体もあったりします。

海なども色々と権利が複雑に絡み合っているということもあるのですが骨をまくということ自体は違法性はないということになっていますので今のところ問題なく散骨を色々な所で行うことができるというのは間違いないです。

この散骨のメリットは、あえてお墓を購入しないという部分に繋がっています。

お墓というのはかなり費用がかかるものでもありますし、そこにお墓があるということは子々孫々と伝えていくということができるということでもあるのですがその維持費を子孫たちに払わせるということになりますし、お墓参りをしなければならないという実質的な行動の負担にもつながってしまうことがあるわけです。

もちろん、供養というのはそうしたものである、という価値観であるならば問題はないです。

実際その通りであるとも言えますし、そちらのほうが今のところは一般的な価値観ではあります。

ですが、散骨なりをすることによってお墓を持たないようにするというのも一つの選択肢であるというのは忘れないようにしておきましょう。

一部を骨を取っておいて家の仏壇に入れておくということなどもできるのですから何も全く供養されないというわけでもないです。
お墓に埋葬されることというのは宗教的な意味合いを持つことになりますし、死生観にも関することになります。
ですが、特に気にしないのであればお墓を買う前に散骨などの供養の方法も念頭に入れておきましょう。