インタビューVol.22「お墓はあってもよいのでしょうがそこに何が求められているかはその家庭により違う」

散骨 墓じまい

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

あなたの供養にまつわるエピソードを教えてください

島根県 papausagiさん 50代

離れて住む両親がお墓はきちんと作るべきだと何十年も言い続け、数年前に墓地やお墓を前もって予約しておりました。
田舎ではお墓はやはり家の尊厳を示すものという意識が強く親戚そろって供養して大事に守るものという考えを捨てきることは難しいようです。
普段信仰心もないのに最後だけはきちんと形式をつくるということに疑問はあり子供の我々も年をとってきて健康に不安も抱えてきたことから話合いを重ねました。お墓詣りや墓の掃除を義務的にこなし今後供養を重ねることが、伝統をまもる供養の仕方ではあっても永遠に守り続けることは難しく、精神的な信仰心さえあればどこでもいつでも墓の場所やあるなしにかかわらずいろいろな方法で代わるものがあるはずと何回も検討しました。お墓がないことに抵抗があるのは十分承知していますが、いま世間でいわれているさまざまな葬り方と比較をし時間をかけ探すことを提案してきました。

海への散骨ということ、好きな木を植えてという樹木葬など物体として残さずシンボルとする方法があり若い我々以下の年齢では好まれる簡単で低価格なものですが年取った親にはなかなか理解が及ばないようでした。最後にお金を惜しまず威厳が大切という今の高齢者世代を説得するには時間がいります。
お寺に土地など購入したものの子供の我々のそばでなく移動手段もない山奥でいついけるかわからない状態でさすがにお互いに年をとってようやくいろいろな提案に耳を傾け始めた次第です。お寺にこだわりそれならと永代供養を検討してみました。
今は全国の有名な地域のお寺やらですきなところをえらんでの永代供養もでき、なにか思い出のあるところや子供たちの近くの寺を選んだり比較的自由な選択ができるのもいまならではと思いました。
また長女がこれをすすめてくれました。子供の中でも一番下がいうことより長女長男というのはこういう決定権には強くはたらくようでした。
みんなに見守られて大きなお墓をたて毎年来てもらうという両親の理想が少しづつうすれてきたかなという感じです。ただ永代供養もたくさんの人たちと一緒という葬り方でそこのところが墓で親族のみという世界にはないタイプではありまだまだ違和感はありそうでした。お墓はあってもよいのでしょうがそこに何が求められているかはその家庭により違っています。私の家ではお墓という置物ではなく両親が永遠であって守られているという実感が大事のように思いました。