インタビューVol.19「お墓に入る以外の方法があるとしたら、別の維持費や管理費などがかからない方法にしたい」

遺骨 ダイヤ

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

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千葉県 あかねさん 20代

高校生の時に母側の実家のひいお婆さんが亡くなってお葬式に行きました。
火葬まですべてが終わり、ひいお婆さんがお墓に入ることになったその時、初めてお墓の中にお骨を入れる様子を一緒に見に行きました。
亡くなった時はみんなこういう風に供養するのよと、親戚の方に教わりながら複雑な気持ちで見つめていました。
その数年後に近所のおばあさんが亡くなり、自分の両親もいずれはお墓に入るのかと葬式に出ながらぼんやりと考えました。
帰宅してから実家ではどこにお墓を所有しているのか、もしくは家族の誰かが亡くなってから購入することになるのかが気になったので、父に尋ねてみたんです。
すると「毎月お寺にお金を納めているので、もし今の姓でお墓に入る事になったらそこに入る事になる。今は誰も入っていなくて空っぽだけれどね」といわれたんです。

供養するときはここに来るようにと、お墓のあるお寺に連れていってくれました。
お寺の敷地内にあったお墓はこじんまりとしており、そこにあった墓石はお世辞にも綺麗で立派とは言えない、想像とかけ離れたさみしいものでした。
実家はそれほど裕福ではなかったので、これでも購入するときは大変だったんだろうなと思いましたね。
墓石と管理してもらう場所を購入してそこで終わるわけではなく、毎月維持費や管理費などの支払額が求められることもそこで知ったんです。
金額についても父に尋ねたところ、少し安めの保険料程度の金額だったので、それほど多くなかったことに驚きましたが、お寺が安く管理してくれていたのも最初だけでした。

前触れなど一切なく、ある日突然、お寺から送られてきた封筒に一通の手紙が入っていました。
手紙には「お墓を持つ人が増えてきて管理が大変になったので、普段の支払いの他に増築費用が必要です。お願いなので強制ではないけれど、もしお支払いしてくれる人は今後掃除や管理などを優先しますし、支払った人には綺麗で日当たりのよい広い場所で管理をさせていただきます」といった内容でした。
最初は支払いをしなくてもいいだろうと思っていたのですが、整備するという名目で次第に古くなったお墓を隅に追いやり、建物や木の陰に一日中入ってしまうような場所へと勝手に移動させられた人が出た、という話を聞いたんです。

このまま支払いをしなければ、お墓は隅の方へ追いやられ、鳥のフンやら枯葉などに塗れることに…。毎日掃除しに行ける距離でもなかったので、結構広いお寺だったこともあり、敷地内の柵もない道路側の一番遠い場所に移動させられるのではないかと不安になり、追加の支払いもすることにしたんです。
それから月の支払額を増やしてほしいといったお願いが頻繁に来るようになり、お墓の現状維持のために渋々毎月の支払額にプラスしてお寺にお金を納めていました。

優遇するような話をチラつかせてはいたものの、プラスで支払いを行っても特別良いことはありませんでした。
そこまでしてお墓を持つ必要があるのか、とその時からずっと疑問でした。
法律上の問題もあるかもしれませんが、墓石を購入してからそのお墓を維持するためのお金のことを考えると、どうしてもお墓を持つことは絶対ではないと考えてしまうんです。

友人から聞いた話なので、日本でできるのかどうかは不明なのですが、遺骨からダイヤモンドなどの宝石を作るというサービスがあるそうです。
宗教や道徳などの理由でいろいろと言われるかもしれませんが、死んだ後に綺麗な宝石になれるのはとても素敵ではないでしょうか。
一生の間でお墓の維持費や管理費に支払う金額と、亡くなった両親や親せきに会いに行く日数を比較しても、そちらのほうがとても理想的だとも感じるんです。
お墓はどこか不気味で冷たく、閉じ込めるといった印象が強いので、死後綺麗な姿に変身させてもらえるのは女性としてもとてもうれしいことです。
今は実家を離れて結婚をして苗字も変わりましたが、もし今後お墓に入る以外の方法があるとしたら、別の維持費や管理費などがかからない、そういった夢のある方法にしたいと思います。