インタビューVol.17「我が家のお墓を持つのか現実的に考えることが多くなってきています」

墓じまい 散骨

ライフエンディンサポートへお寄せいただいた供養にまつわるエピソードをご紹介いたします。

あなたの供養にまつわるエピソードを教えてください

はなえもんさん

私は一人っ子で、一人娘で、小さいころから、婿をもらって後を継ぐようにと言われて育ち、そうなのかなぁと深く考えもせずにいました。
毎年、春彼岸、お盆、秋彼岸にはお墓の掃除をしに親についてお墓に行き、ご先祖さまに手を合わせ、それを特に苦にしたこともありませんでした。
しかし、私が成人して数年後に両親が離婚し、父が音信不通になると、母は自分が入るわけでもない父方のお墓の管理をせざるえなくなりました。私は今まで通りのことと思い、大好きだった祖父母がいるお墓だし、私ががんばろうと考えていましたが、やがて、結婚して実家をでてみると、父方のお墓を継ぐ者はいなくなったのだと実感しました。急に不安になり、私が死んだらどうなるのかと考えるようになりました。私の息子には夫かたのお墓があるし、音信不通の父には息子は会ったこともなく、母は息子をかわいがっていますが父方の姓を名乗っていない以上、父方のお墓にははいらず、すると、息子にとっては、だれも知らないご先祖さまの供養を一生しなければいけないことになります。
母は、離婚して実家のお墓にはいらせてもらいたいと思っているようですが、そうなれば、母かたのお墓も私が管理することになりかねず、母はどこにはいるか悩んでいるようです。

母かたのお墓は、今は伯父が管理していますが、伯父には子供がいないので、伯父が亡くなったら、嫁に出た伯母たちで墓じまいの手続きをしようかとの話もでています。しかし、それにもそれなりのお金がかかるため、みんなで折半しても負担が大きいということです。
私にとってはどちらのお墓も、思い出のある大好きな祖父母がはいっていて、できることなら両親もはいれれば、ずっと供養をしていきたい気持ちもありますが、実際、供養のお布施としてお寺に払うお金や、遠距離のお墓に通うことの負担などを考えるといつまでできるのか、とても不安になります。
私は子供が息子一人なので、息子にも後々負担をかけたくないと思い、地元の国立病院で死後の献体に使ってもらって、そのまま病院内の共同供養墓にいれてもらいたいと考えたりもしています。

死んだ後でも誰かの役に立てて、かつ、共同供養墓なら費用もかからず入れてもらえるらしいので、息子には面倒をかけずに済むと思うのです。共同供養墓ならお墓の掃除の心配もなく、気が向いた時にお墓参りができるのかなとも思います。お墓にはいって知らない人ばかりではないかと夫に言われましたが、たくさんの人と一緒なら寂しくなくてかえって良いように思うのです。

ただ、同じように考える人が多いのか、地元の国立病院ではあと数年で定員オーバーになりそうだという話も聞きました。
我が家のお墓を持つのか、こだわらずに共同墓などにはいるのか、比較するものではないのかもしれませんが、現実的に考えることが多くなってきています。